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神保慶政監督 特集上映

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2024年 ミニシアターを中心に劇場公開予定

ー2023年内にクラウドファンディング実施予定ー

映画から生活に

生活から映画に向き合う上映体験

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本企画は国際的な映画制作でユニークな活動に注目が集まる映画監督、神保慶政監督の作品の特集上映を行い、映画上映から「街と映画」の関わり、そして「生活の中に存在する映画」をテーマに地域と映画の交わりを見つめ直す特集上映イベントです。

​新作のイラン・シンガポールとの合作長編『On the Zero LINE』、過去作の上映と合わせて現在制作・企画中の映画も上映企画に取り込んでいく予定です。

 

映画は人を映し出す様々な装置です。娯楽的に人を楽しませる映画や、ハートフルな恋愛映画など沢山の手法で人々の心を動かします。多くの映画は映画館やそれぞれの空間で上映をする事で一時的に観客と関係を作ります。その一方で映画と観客が一時的ではなく関係を生み出し、生活の中でその作品に内在する考えが生き続け存在します。

 

神保監督の映画も後者のように上映のみで終わらない『生活に根ざした映画』を生み出し、観客と作品(監督が)目に見える繋がりを生み出す作家です。監督と観客が交わり、映画が生活に、生活から映画に向き合う体験価値を映画上映という手法を用いて生み出していきます。

 

この特集上映では、事前に地域の方々と映画上映期間前に交流を持ち、興行的な成功に目が行きがちな「映画上映のあり方」と「プロセス」を見つめなおします。

上映に向けて

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本企画は従来の興行上映とは違った上映スタイルで観客と繋がっていきます。
 
それは上映が決まった映画館で上映の際に訪れてイベントを行い、映画が気になっていた方々にのみ向けた上映スタイルではございません。上映前からその地域の方々と交流を持ち、様々な視点から観客と映画が結びつき、その地域で生活に中に溶け込んだ映画上映のあり方を模索する上映スタイルです。
 
神保監督の作品は「日々の生活で感じるささやかな疑問」を題材にした作品が多いことが特徴です。それは子供の持つこの世界へのささやかな疑問や、シングルマザーが抱える孤立感、分かった気になっていそうで分かり得ない不確かなこの世界での存在を肯定する優しいまなざしを切り取ります。

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地域に根ざした映画館と関係を持つ方々と繋がり、映画を地域の方々がより接点を持ちやすいよう地域コミュニティや地域の課題と向き合います。その上で関心をいただきやすく自分ごと化しやすい上映環境(例えば親子家族で楽しめる上映会/大人と子供で一緒に考える戦争についてなど)切り口を明確にした上映スタイルを生み出します。また観客と映画の関係が上映して終わりではなく、その後もイベント等を通じて体験として体感してもらいます。

 

そうすることで、より街と映画の強い関係が築きあがり「生活の中に存在する映画」を観客の人生の1ページに刻んでもらいたいと思います。

神保慶政 プロフィール

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フィルモグラフィー
 
『オン・ザ・ゼロ・ライン 赤道の上で』
2022 IRAN/SINGAPORE/JAPAN 76min
『Workcation』
2021 JAPAN 11min
『憧れ』
2017 JAPAN/KOREA 19min
『えんえんと、えんえんと』
2017 JAPAN 18min
『せんそうはしらない』
2015 JAPAN 20min
『僕はもうすぐ十一歳になる。』
2014 JAPAN 75min

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ベルリナーレ・タレンツやタレンツ・トーキョーの修了生である神保慶政は、フィクション長編映画『僕はもうすぐ十一歳になる。』で映画監督としてのキャリアをスタートさせ、日本映画監督協会2014年度新人監督賞にノミネートされた。
 
短編映画『せんそうはしらない』は世界各地で上映され、釜山で韓国のスタッフ・キャストと制作した短編映画『憧れ』(2017年)から国際共同制作を開始。

キャリアスタート後からフィクションを制作してきたが2021年に劇場公開された
長編ドキュメンタリー映画『もったいないキッチン』の編集を担当した頃から
ドキュメンタリーも制作しはじめ、現代女性の人生の選択肢をテーマにした
ドキュメンタリーを現在制作中。また、オーストラリアの映画期間から助成を受け
サイダー(りんご発泡酒)と幸福をテーマにしたフィクション長編を企画開発中。

監督の取り組み/映像を通じた社会との繋がり

映画・映像制作の力学を、アウトプット(成果品)のためだけではなく、場・機会の創造・醸成のために使う。そのコンセプトのもと、地域✕企業✕団体と関与を持ち、生活の豊かさを生み出すコミュニティを映像で生み出す活動を行っています。

・西部ガス株式会社に参画。URの団地をリノベーションして地域のコミュニティ・ハブとして再生させた「ひのさと48」の中でも特に重要な役割を果たすクラフトビール醸造所「ひのさとブリュワリー」を中心に、人・物・思いの循環を映像で記録する等のアドバイザリー業務に従事、 「まちづくりソリューション」という部門にて映像を通じたコミュニティ作りを行う。

「ひのさと48」(さとづくり48プロジェクト)
https://stzkr.com/
という場を中心に、人・場・思い・物の循環を「映画的眼差し」で観察して、それをプロジェクトメンバーだけでなく、他部署・上層部に映像を用いつつ情報共有していく役割です。


・株式会社SALT(シェアオフィス運営・Web制作/福岡市)にパートナーとして参画。映像制作や運営参画を通じて、会社内外のブランディング・情報発信に寄与
・福岡県糟屋郡久山町にて、複数プロジェクトに参画
ー久山中学校図書館リニューアルプロジェクト
ー久山てらこや+(デザインワークショップ)
ー「みんなでつくる公園づくり」プロジェクト

・福岡県大牟田市にて、複数プロジェクトに参画
ーみんなで伝える宮原坑
「世界遺産を体操にしよう!(体操創作)ワークショップ」「世界遺産をDIYしよう!(レンガ積み)ワークショップ」
ーともだちや絵本美術館「大牟田の絵本づくり」ワークショップ 

 

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